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コラム「森のフルタニさん」

無垢木材フローリングの傷の補修方法|傷・凹み具合別に手順を解説

投稿日:2026.03.03/更新日:2026.03.03

無垢木材フローリングの傷の補修方法|傷・凹み具合別に手順を解説

本物の木の質感を楽しめる無垢木材フローリングは、暮らしに温かみを与えてくれる一方、うっかり物を落としたり家具を引きずったりしたときの「傷」が気になるものです。

実は、無垢材は複合フローリングとは異なり、木そのものの復元力や適切なリペアによって美しさを保つことができます。

この記事では、自分でできる無垢木材フローリングの補修方法から、傷を「味わい」として楽しむ考え方まで、木材のプロとしての視点から詳しく解説します。

関連記事:無垢フローリングとは|寿命などの特徴・メリット・注意点を解説

無垢木材のフローリングの傷を自分で補修する方法

無垢木材のフローリングについた傷は、その深さや状態によって最適な補修方法が異なります。

まずはご自宅のフローリングの状態を確認し、どの方法が適しているのか見極めるところからスタートしましょう。

浅い擦り傷・引きずり傷(1-3mm程度)

表面が白っぽくなっている程度の浅い傷には、ホームセンターなどで手に入る補修用クレヨンやマーカーが便利です。

傷の部分に色を塗り込み、周囲との境目を布で軽く拭き取るだけで、手軽に目立たなくすることができます。

中度から深い凹み傷

木材がえぐれてしまった深い傷には、補修用パテやハードワックスを熱で溶かして埋める方法が一般的です。

充填した後に余分なパテをヘラで丁寧に削り、さらに専用のブラシペンなどで木目を描き足すと、どこに傷があったのかわからないほど自然な仕上がりになります。

身近なアイテムの活用

わざわざ道具を揃えるほどでもない「ごく軽い表面の傷」であれば、家にあるハンドクリームを薄く塗り込むだけで、ワックスの剥がれが落ち着いて目立たなくなることがあります。

【傷や凹みの具合別】無垢木材フローリングの補修手順

無垢木材フローリングの最大の魅力は、木が「生きている」ことです。

ここでは、この魅力を活かした傷や凹みの補修方法をステップに沿って解説します。

木の復元力を利用した凹み補修の裏技

無垢木材フローリングが凹んでしまったとき、ぜひ試していただきたいのが「水分」と「熱」を使った方法です。

凹んだ部分に水を含ませた布を置き、その上からアイロンを数秒当てます。

木材が水分を吸って蒸気で膨らむ性質(復元力)を利用することで、凹みが元通りに修復できる場合があります。

パテやワックスを使った埋め作業の手順

木の繊維が切れてしまっているような深い傷の場合は、以下の手順でパテやワックスを充填しましょう。

  1. 傷の周囲をマスキングテープで保護します。
  2. 熱で溶かしたパテ(シェラックなど)を傷に充填します。
  3. 完全に固まる前に平らなヘラで余分なパテを削り取ります。
  4. 周囲の色に合わせて木目を描き、馴染ませます。

無垢木材フローリングの補修時に失敗しないための注意点

良かれと思って行った補修が、かえって傷を際立たせてしまうといった失敗は避けたいものです。

ここでは、ご自身で補修を行う際に意識していただきたい3つの注意点についてまとめました。

  • 色選びのコツ:
    フローリングの色よりも少し「明るめ」の色を選ぶのがおすすめです。濃すぎる色は後から修正するのが難しく、汚れのように見えてしまうこともあります。
  • 最終仕上げの重要性:
    補修後にワックスやトップコートを塗ることで、補修材の耐久性が高まり、普段のお掃除でも剥がれにくくなります。
  • 業者依頼の検討:
    深い傷が広範囲に及ぶ場合や、賃貸物件で完璧な修復が求められる場合は、無理をせず専門業者(リペア業者)への相談をおすすめします。

関連記事:無垢フローリング選びで後悔しないためのポイントを解説

無垢フローリングなら「傷も味になる」という考え方

補修方法を知っておくことは大切ですが、無垢木材フローリングにおいては、必ずしも傷を隠さなければならないものではありません。

傷をネガティブに捉えるのではなく、本物の木と暮らす喜びとして受け入れてみてはいかがでしょうか。

経年変化を楽しむ

天然木を用いた無垢木材フローリングは、年月が経つほどに色が深まり、独特の光沢(パティナ)が生まれます。

新しいときについた傷も、数年経てば周囲の色となじみ、風景の一部として自然な風合いへと変わっていきます。

家族の歴史を刻む

「あの傷は子どもが小さい頃につけたものだ」といった思い出は、無垢材だからこそ愛せるエピソードになります。

傷を家族と過ごした時間の証として愛せるのも、本物の木材ならではの強みです。

削って再生できる強み

万が一、傷や汚れがどうしても気になったとしても、無垢材には「サンディング(削り出し)」という最終手段があります。

表面を数ミリ削ることで、数十年後であっても新品のような美しさを取り戻せるのは、中まで同じ木でできている無垢材ならではのメリットです。

 

フルタニランバーが提案する長く愛せるフローリング材

フルタニランバーでは、日本の風土に合ったものから厳選した希少種まで、多種多様なフローリング材を取り扱っています。

傷がつきにくく重厚感のあるナラやウォルナット、傷さえも柔らかい風合いに変えてくれる足触りの良いパインなど、お客様のライフスタイルに合わせた最適な樹種をご提案いたします。

また、「自分で完璧に直せるようになりたい」「プロの技術を学びたい」とお考えであれば、ぜひ当社が運営する「ハウスリフォーマー育成学院 北陸校」をご活用ください。

初心者の方でも本格的なリペア技術を学べる講習を実施しており、大切な住まいを自分自身でメンテナンスできるようサポートさせていただきます。

フルタニランバーへのお問い合わせはコチラ

フローリングの選び方から、施工後のメンテナンス、さらにはリペア技術の習得まで、木に関することなら何でもお応えいたします。

ぜひフルタニランバーまで、お気軽にご相談ください。

まとめ

無垢木材フローリングの傷は、ちょっとした工夫で直せるだけでなく、時の経過とともにかけがえのない歴史を紡ぎます。

自分で手をかけることで、住まいへの愛情もさらに深まっていくでしょう。

もし大きな傷にお困りの際や、より長く美しさを保てる樹種選びで迷われた際は、ぜひフルタニランバーまでご相談ください。

木材のプロフェッショナルとして、皆様のフローリングに関するお悩みを全力でサポートさせていただきます。