石川県金沢市の総合木材問屋
フルタニランバー株式会社

コラム「森のフルタニさん」

欅(ケヤキ)の木とは|木材の特徴や原木価格、使用される家具を紹介

2023/07/06

日本国内において古くから親しまれてきた木材は数多く、現在では高級木材として扱われているものもあります。

 

日本に広く分布する広葉樹「欅(ケヤキ)」を原料とした欅材もそのひとつで、建築材や内装材、家具などさまざまな用途に使用されています。

 

本記事では、ほかの木材と比較したとき、欅材にはどういった特徴があるのか、気になる価格や主な用途などもあわせて詳しく解説しましょう。

 

欅(ケヤキ)の木とは?

欅(ケヤキ)とは、北海道を除く本州、四国、九州に分布する広葉樹であり、日本を代表する樹木のひとつに数えられます。

 

欅の主な原産地は、日本を含む中国や朝鮮半島などの東アジアです。

 

欅は大きく成長すると枝葉がきれいな扇のように分かれていき、きれいな造形を見せます。

 

また、樹皮は凸凹としており、年数が経過すると表面の樹皮がまだら状に剥がれていくこともあります。

 

都心部の市街地には街路樹として欅が植えられているところもありますが、歴史のある神社や仏閣などを訪れると、樹齢数百年、直径が数メートルにおよぶ巨木も見られます。

 

欅は落葉広葉樹のひとつであり、春には美しい新緑が見られるほか、秋にかけては葉の色が変わり紅葉を楽しむこともできます。

 

日本の四季の移り変わりに合わせて表情を変えることから、長く日本で愛されてきた樹木といえます。

 

欅(ケヤキ)の木材としての特徴

欅は丸太を切り出して木材としても活用されることも多い樹木です。

 

ほかの木材と比較したとき、欅にはどういった特徴が見られるのでしょうか。

①木目・色味

欅は数ある木材のなかでも美しい木目が見られます。

 

針葉樹のような直線的な木目ではなく、広葉樹ならではの複雑に入り組んだ造形と玉杢は、珍しさもあって化粧材やテーブルの天板として重宝されることもあります。

 

色味に関しては、個体差が激しく画一的ではありません。

 

育った環境などによって赤みを帯びていたり、反対に白っぽい色が強いものも存在します。

 

色味によって欅材の用途はさまざまで、特に赤みが強い木材はデザイン性が求められる家具やインテリアなどに多用されます。

②香り

欅は木ならではの爽やかで芳醇な香りを楽しめる木材です。

 

リラックス効果をもたらすことから、古くから内装材や建材、家具など幅広い用途に重宝されてきました。

③耐久性

欅のもっとも大きな特徴として、極めて強靭な耐久性が挙げられます。

 

特に心材は摩耗に強く、大きな衝撃や摩擦が加わっても優れた耐久性を発揮してくれることから、歴史ある神社や仏閣にも欅材が使用されていることが珍しくありません。

④加工性

欅は優れた耐久性を持ち合わせている一方で、加工性は決して良好とはいえず、切断したり削ったりするのに手間と時間がかかります。

⑤経年変化

欅材は経年変化が楽しめる木材でもあります。

 

赤みがかったものもあれば白っぽい木材もありますが、年数が経過していくにつれて色が濃くなっていき、味のある濃いオレンジ色のような風合いが楽しめます。

 

欅(ケヤキ)材を使用するメリット・デメリット

多様な木材があるなかで、欅材を使用することでどういったメリットが得られるのでしょうか。

 

また、反対にデメリットとして考えられるポイントも紹介します。

欅(ケヤキ)材のメリット

欅材の主なメリットは以下の2点です。

 

<<耐久性に優れている>>

欅材は特に耐久性に優れた木材であり、歴史的な建造物にも多く採用されています。

 

耐久性の高い木造住宅や家具をつくりたいと考えたとき、真っ先に候補に上げられる木材といえるでしょう。

 

また、物理的な衝撃や摩擦だけでなく、腐食にも強い効果を発揮することから、住宅の柱や土台部分などにも安心して使用できます。

 

<<用途が豊富>>

欅材は非常に個性の強い木材で、木目や色味には個体差が見られます。

 

上記でも紹介した通り、赤みの濃い欅材は家具などへのニーズが高い一方で、白っぽい欅材は床材や柱などにも多く使われます。

欅(ケヤキ)材のデメリット

上記とは反対に、欅材のデメリットとして考えられるポイントは以下の2点です。

 

<<コストが高い>>

欅材は大木になるまで多くの年数を要し、杉などの針葉樹に比べてゆっくり成長する特徴があります。

 

その分、希少価値があるためコストも高くなりがちです。

 

特に、柱や床材、内装材として使用する際には多くの欅材を用意しなければならないため、その他の木材を使用したときと比べると価格の差は大きくなります。

 

ケヤキにも高価な物~安価な物まで幅広いので用途に合わせ当社がご提案致します。

 

<<適切な管理・加工が難しい>>

欅は木材として加工した後、適切な温度・湿度のもとで乾燥させておかないと、反りや変形が発生することがあります。

 

また、極めて固い木材でもあるため、加工には熟練の技術とノウハウが必要とされます。

 

加工時にはピンホールと言われる虫害、また管理が不十分な場合は反り・割れが出やすい木です。

 

色身あわせも難しく製品にする際には材選びのセンスを必要とします。

 

欅(ケヤキ)材を使用した家具

希少価値の高い欅材は、高級家具などにも多く使用されています。

 

一口に家具といってもさまざまな製品がありますが、特に代表的なものをいくつか紹介しましょう。

ダイニングテーブル・デスク

欅の美しい木目と色味、そして優れた耐久性という特性を考えたとき、特に需要の高いのがダイニングテーブルやデスクの天板です。

 

毎日使用するものだからこそ、美しい木目の天板は見るたびに満足感を与えてくれ、食器などの固いものを置いても傷や凹みがつきにくいメリットがあります。

 

特に1枚板の欅材から作られる天板は圧倒的な存在感を放ち、和室にも洋室にもマッチします。

チェア

欅の無垢材を加工して作られるチェアも人気の家具のひとつです。

 

チェアに求められるのはなんといっても耐久性であり、衝撃に強い欅材はまさに最適な木材といえるでしょう。

 

特にダイニングテーブルと共通の素材で作られることも多く、木目や色味が統一されることで部屋全体が落ち着いた雰囲気になります。

 

欅(ケヤキ)材を使ったフローリングについて

欅材は家具としての用途に加えて、フローリング材としても使用されることがあります。

 

なぜ欅材はフローリングに選ばれるのか、その理由や気になる費用、メンテナンスなどについても詳しく解説しましょう。

欅(ケヤキ)材がフローリング材として人気な理由

欅材は古くから床材として用いられてきた歴史があり、実際に神社や仏閣にも多く採用されています。

 

その大きな理由は、これまでも紹介してきた通り極めて耐久性が高いことが挙げられます。

 

強い衝撃や摩擦が加わっても割れたり凹んだりすることが少なく、フローリング材に求められる要件を満たしています。

 

▶︎フルタニランバーのフローリング材種一覧はこちら

 

欅(ケヤキ)材と他の無垢材との費用の違い

欅材のデメリットとしてコストの問題を取り上げましたが、実際にフローリング材として使用する場合、どの程度の差が出てくるのでしょうか。

 

1坪あたりの金額で比較した場合、国産で加工する欅材の場合は少なくとも4万円から10万円以上のコストがかかります。

 

海外産の規格品のフローリングはこれよりも安価になります。

 

これに対し、もっとも安価なパイン材は1万円から2万円程度メープルやオーク材、チーク材などは2万5,000円から6万円程度が相場となっています。

 

このように、数あるフローリング材のなかでも欅材は最高峰の木材といえるのです。

 

▶︎楓(かえで)・メープルの木に使われる家具や木材としての特徴は?

 

▶︎パイン材とはどんな木材?経年変化や使用される家具、メリット・デメリットを解説

 

▶︎チーク材の特徴や用途について|メリット、デメリットも紹介

 

▶︎オーク材とはどんな木材?特徴やメリット、使われる家具を紹介

 

欅(ケヤキ)材のメンテナンス

欅の無垢材をフローリングに使用した場合、どういったお手入れが必要なのか不安に感じる方も多いでしょう。

 

基本的に欅材は耐久性の高い木材のため、日常的に特別なメンテナンスをほとんど必要としません。

 

汚れが内部に浸潤しないように水分を早めに拭き取ったり、表面のホコリを乾拭きで取り除く程度で問題ありません。

 

汚れがなかなか取れない場合には、洗剤を使用した後に速やかに水分を拭き取ったり、場合によってはサンドペーパーで表面を削り取る方法もあります。

 

欅(ケヤキ)材の原木価格

高級木材として知られる欅ですが、実際のところどの程度の価格で取引されているのでしょうか。

 

欅材に限らず、すべての木材は丸太の状態から切り出して適切なサイズや形状に成形されます。

 

欅材の丸太価格は、原木の直径や長さによっても変わってきますが、直径80cm、長さ5mを超えるような大木になると1本あたり10万円を超えるものも少なくありません。

 

一方、直径が50cm未満の比較的小さな丸太の場合は、1万円から2万円程度で取引されることが多いようです。

 

フルタ二ランバーでの欅(ケヤキ)材の取り扱い

欅材は国内でも有数の高級木材であることから、建材店などに問い合わせても在庫がなく取り寄せが必要となるケースがあります。

 

しかし、フルタニランバーでは欅の無垢材をストックしており、家具材や建築材、床材として加工のうえ納品することも可能です。

 

また、欅の無垢材を加工したフローリング材も提供しており、好みや施工場所に応じて無塗装・UVウレタン塗装・自然塗装の3種類から選択できます。

 

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まとめ

欅材は日本を代表する高級木材であり、今もなおさまざまな用途に活用されています。

 

極めて耐久性が高く、木材としての個性も強いことから、高級家具にも使用されているほか、フローリング材としても高い人気を誇ります。

 

一方で、その希少性からコストが非常に高く、木材の乾燥や加工にも高い技術とノウハウが求められるというデメリットがあることも事実です。

 

住宅の建築やリフォーム、家具の製作などにおいて欅材をお探しの方は、ぜひ一度フルタニランバーまでお問い合わせください。