石川県金沢市の総合木材問屋
フルタニランバー株式会社

コラム「森のフルタニさん」

リフォームの多能工職人とは?求められるスキルや今後の需要も解説

2021/11/04

工事 人

住宅リフォームにあたっては、クロスの補修や張替え、フローリング貼り、塗装の補修・塗替え、トイレ・洗面台・キッチンなどの住宅設備交換など、さまざまな作業があります。そのため、一口にリフォームといっても作業内容は多種多様であり、リフォームの規模によってもかかる費用や手間、時間は異なります。当然、作業の種類が増えれば増えるほど、それぞれに対応した職人や作業員を確保しなければならず、人件費が増大することになるのですが、「多能工職人」という職人がいる場合、人件費を抑えることもできます。

そこで今回は、リフォームにおける多能工職人とはどのような人材なのか、求められるスキルや仕事のやりがい、今後の需要についても詳しく解説します。

 

 

リフォームの多能工職人とは?単能工職人との違い

図形

多能工職人の「多能工」とは、その名の通り「多様な技能を有している」ことを指します。すなわち、多能工職人とは、一つの作業に特化することなく、さまざまな技能を生かしマルチに活躍できる職人のことを指します。

冒頭で紹介したとおり、リフォーム工事においてはクロスの張替えやフローリング貼り、トイレ・洗面台・キッチンなどの住宅設備交換といったさまざまな作業が存在します。本来、リフォームに限らず建設現場では、それぞれの役割に応じた専門の職人が連携しながら仕事を進めます。しかし、クロス張替えやフローリング貼りといった作業は、必ずしも専門的な資格を持っていなければできない作業ではなく、実務経験やスキルさえあれば従事することが可能です。そこで、リフォームにおける細かな作業に対応するため、多能工職人が存在します。

ちなみに、電気工事士や左官職人といったように、高度なスキルや専門性、特定の資格を持っていなければできない仕事もあり、これらを担うのが「単能工職人」とよばれる人材です。

 

 

多能工職人がうまれた背景

建築

そもそも、多能工職人はどのような経緯で生まれたのでしょうか。単能工職人と比較しながら、時代背景なども含めた起源を解説しましょう。

日本では戦後、高度経済成長に突入し、家電製品や自動車などさまざまなモノが多くの国民に行き渡り、生活の質は飛躍的に向上しました。戦後間もない当時は、現在のような生活必需品が不足していたことから、企業においては製造プロセスを効率化し、大量生産をすることが至上命題でもあったのです。そこで、製造業に従事する労働者は、速く正確に大量の作業をこなすことが求められ、特定の工程や作業に特化した単能工職人が重宝されるようになりました。

しかし現在、モノを作れば売れるという大量生産の時代は終わり、消費者のニーズも多様化しています。個別のニーズを満たすためには、少量多品種の生産活動が求められ、必ずしも単能工職人だけが活躍できる時代とはいえないのです。むしろ消費者のニーズを的確に捉え、臨機応変に対応できる多能工職人の存在は貴重であり、顧客に対しても高い満足度を与えられます。

このように、時代とともに変化する消費者のニーズに応じて、単能工職人だけでなく多能工職人が求められるようになったといえます。

多能工職人に求められるスキル

契約

では、単能工職人として活躍する人材には、具体的にどのようなスキルが求められるのでしょうか。特に重要な2つのポイントをピックアップします。

コミュニケーションスキル

多能工職人は、顧客からのさまざまな要望に対応する必要があるため、コミュニケーションスキルは必須といえるでしょう。多能工だからといって、顧客からの要求や要望を全て受け入れてしまうと、自身では対応できずトラブルに発展することもあるでしょう。そのため、できることとできないことを明確化したうえで、顧客と交渉することも重要な業務といえます。

また、現場の作業に入る際には、単能工職人と協力しながら工程を進めることもあります。現場の職人同士の連携がうまくいかないと、作業に支障をきたす場合も考えられるため、顧客だけでなく職人同士のコミュニケーションスキルも重要です。

新しいスキルを習得する意欲

多能工職人は対応できる業務が多ければ多いほど重宝され、顧客からの信用も得やすくなります。そのため、現在有しているスキルや技能だけで満足することなく、つねに新たなスキルを習得する意欲も求められるでしょう。

特に、電気工事士や左官といった専門性と高度な技能を身につけることで、多能工職人と単能工職人の要素を併せ持った貴重な人材として成長が見込めます。

多能工職人のやりがい

繋がり

多能工職人として仕事に従事していると、さまざまなやりがいを感じることも多いものです。今回は多能工職人のやりがいについて、2つのポイントをピックアップして紹介します。

顧客からの信頼を獲得できる

リフォームの工事を依頼する顧客のなかには「あれもこれも依頼しすぎてしまうと予算がオーバーするのではないか」と心配になる人も少なくありません。しかし、多能工職人であれば複数の単能工職人が対応せずとも一人で仕上げられるため、通常よりもコストが抑えられます。その結果、リフォームを依頼した顧客からは感謝され、大きな信頼を得ることにつながるでしょう。

顧客からの信頼を獲得できれば、たとえば「リビングルームの模様替えをしたい」といった細かな作業も継続的に依頼を受けられるようになります。多能工職人としての腕が認められたと感じ、さらに多くの顧客の期待に応えようというモチベーションにもつなるはずです。

現場の職人から認めてもらえる

長年にわたって現場で活躍してきた職人は、大工や左官といった単能工職人も少なくありません。彼らは特定の分野に特化した専門性を有している一方で、多能工職人のようにマルチスキルを備えた人材は決して多くないのが現状です。

現場で作業をしているとき、単能工職人では対応できないさまざまな業務を依頼できる多能工職人は信頼されやすく、貴重な人材といえます。経験豊富な職人から多能工職人としての腕を認めてもらえることは、顧客からの信頼を得るのと同じくらいにやりがいを感じられる瞬間といえるのではないでしょうか。

多能工職人の今後の需要について

家族構成の変化やライフスタイルの変化に合わせ、住み慣れた住宅のリフォームの需要は今後も引き続き高まると予想されます。しかし、顧客によってもリフォームの考え方は異なり、さまざまなリクエストをいただくケースもあるでしょう。そのような場合、幅広い業務に対応できる多能工職人は不可欠であり、さまざまな企業において重宝されると考えられます。

 

職人の減少によって多能工需要が増える

 

現在 住宅着工件数の減少以上に職人の減少・高齢化が課題になっています。今後、職人は取り合いになり、手配遅延による納期の遅れ、職人手配価格の上昇による利益減少が課題になります。専門的な職人は1人で複雑な仕事をこなすことに注力する必要があります。圧倒的に需要の高い工期1日-2日、工事費用50万円以下のリフォーム工事については自らが行うことが出来る職人が重宝されます。

 

 

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ハウスリフォーマー育成学院 北陸校

 

運営事務局:フルタニランバー株式会社

 

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