フルタニランバー株式会社
コラム「森のフルタニさん」
栓(セン)材とは?木材の特徴・用途・価格・種類を解説
投稿日:2025.08.21/更新日:2025.08.21
「栓(セン)」という樹種を材料とした栓材は、柔らかいため加工性が高く、上品な木目を持つ木材として最近注目を集めてきています。
そこで本記事では、栓材が持つ特徴、木材として使う際のメリット・デメリットについて詳しく解説するので、栓材を使った施工や家具の製造などを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
栓(セン)とは?
栓は、ハリギリ属(ウコギ科)に属する木で、日本では北海道から沖縄まで広く分布しています。
別名「ニセケヤキ」とも呼ばれるほど木目がケヤキやタモに似ていることから着色して代替品として使われることもある樹種です。
栓材(センザイ)の特徴とメリット・デメリット
栓の木材としての特徴、使用する際のメリット・デメリットを解説します。
栓の木材の硬さ・強度・加工性
木材としての栓材の特徴は、下表のとおりです。
特性 | 内容 |
比重 | 0.5〜0.54前後 |
硬さ | 比較的柔らかい |
強度 | ◎(家具・建材などに向いている) |
加工性 | ◎(乾燥や切削、塗装などの加工がしやすい) |
耐久性 | △(キズがつきやすく、変形に弱い) |
耐水性 | △(水分に弱いため、防水加工などが必要) |
防虫性 | △(防虫加工が必要) |
塗装適正 | ◎ |
高級感 | ◯(ニセケヤキと呼ばれるほど美しい) |
表面性状 | 表面は粗さがるが、加工後の仕上がりがよく、光沢性もある |
栓材のメリット・デメリット
栓材を使う際のメリット・デメリットは次のとおりです。
メリット | ・木目が美しく、柔らかさを感じる雰囲気がある
・柔らかいため、加工がしやすい ・比較的安価 ・塗装がしやすい |
デメリット | ・耐久性や耐水性、防虫性が低いため、処理が必要
・キズや変形に弱い ・流通量が少ない |
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栓材と混同されやすい樹種との比較
栓は、その木目の特徴からケヤキやタモと混同されやすいです。
それぞれの樹種の違いをご紹介します。
項目 | 栓(セン) | ケヤキ | タモ |
見た目 |
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科目 | ウコギ科ハリギリ属 | ニレ科ケヤキ属 | モクセイ科トネリコ属 |
産地 | 日本全国、朝鮮、中国東北部など | 日本(本州〜九州)、中国、台湾 | 北海道〜本州、東アジア、ロシア |
色調 | 心材:淡灰褐色辺材:淡黄白色 | 心材:黄褐色〜赤褐色辺材:淡黄白色 | 心材:淡黄褐色辺材:ほぼ白色 |
木目 | 年輪は明瞭、ケヤキに似る | はっきりした木目、美しい杢目 | 木目がまっすぐで均一 |
硬さ・強度 | 軽軟だが強度は◎ | 硬くて非常に強靭 | 強靭で耐衝撃性あり |
加工性 | ◎(加工しやすい) | △(硬く加工が難しい) | 〇(加工しやすい) |
耐久性 | △(低い) | ◎(非常に高い) | 〇(比較的高い) |
主な用途 | 家具、建具、器具、下駄、合板、代替材(着色後) | 高級家具、建築材、寺社建築、和太鼓、工芸品 | 家具、スポーツ用品、床材、内装材 |
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栓材の主な用途
栓材は、家具や建具、合板など、さまざまな場面で使われています。
タモ、アッシュやナラ、オークの材料不足からことも増えてきました。
建築建材の他にも、楽器や彫刻の材料など、ケヤキやタモににた木目の美しさを活かした使われ方をされています。
大量入手を検討している方は木材会社へ事前の確認をするようにしましょう。
フルタニランバーは、石川県金沢市から国産木材はもちろん、世界の木材をお届けします。
栓材をお探しの方は、まずは私たちフルタニランバーへお問い合わせください。
まとめ
栓材は、単体としての使用はもちろん、美しい木目を活かしてケヤキやたもの代替品としても幅広く使われています。
しかし、流通量が少ないため、求める数量によっては事前に在庫数の確認をすることが必要です。
私たちフルタニランバーは、日本を含む世界の木材を取り扱っております。
栓材の購入を検討されている方は、まずはお気軽に石川県金沢市のフルタニランバーへご連絡ください。
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