人と里山が奏でる
悠久のサウンド「アテノオト」
事業概要
能登ヒバ楽器プロジェクト
ATENOTEは能登ヒバ(別名:档/アテ)を使用して楽器をつくり、“人”と“自然”をつなぐ地域材活性化プロジェクトです。
能登ヒバを産出する里山は、人と自然が長い年月をかけて親しく寄り添い、築き上げた財産です。
しかし近年の国内産木材需要の低下や後継者不足によって、里山の豊かな循環に大きな乱れが生まれ始めています。
この先の未来も自然とひとつとなって歩み続けるために、ATENOTEは様々な楽器メーカーと協力し、
清らかな里山の音を世界に響かせます。
アテとは?
石川県の県木である能登ヒバ(ヒノキ科アスナロ属アスナロ)は、能登地域では「アテ」と呼ばれ親しまれています。
能登半島に広く造林されており、平成5年(1993年)から、
木材の流通において「能登ヒバ」の呼称が使われるようになりました。
独自の成分「ヒノキチオール」を多く含み、丈夫で耐水性に優れ、
防腐・抗菌効果があることから建材に使われることが多いほか、輪島漆器の木地にも使用されてきました。
独特の芳香があり、消臭に有効であるため、匂いを抽出した製品も多く存在します。
AWARDS
いしかわエコデザイン賞2023 大賞
ウッドデザイン賞
環境活動家 田中優 応援メッセージ
楽器は木材で作られることがほとんどですが、日本にはその素材になる「トーンウッド」が多くはありません。
バイオリン・ギター・ピアノ、どれも木材の反響音なのに「スプルース(マツ科トウヒ属)」ばかりが流通しているのが現状です。
能登ヒバは、能登半島に自然に生えた木と言われており、最良の材質を誇ります。
これを楽器の素材「トーンウッド」というジャンルに活かしてみよう、というのがこの「ATENOTE」の試みです。
私達はこのプロジェクトを通し、能登ヒバの個性と「持続可能な環境」を未来に残していくことを目指しています。
共感いただける方々とともに、
人と自然をつなぐアテの音を世界に届けます。
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